一張羅(いっちょうら)という言葉がございます。
意味は、その人が持っている衣服の中でも、最も良い物。
一番上等なもの。とっておきの、晴れ着など。
それ以外、他には持たずに、たった一着だけの衣装。
どちらかと申しますと、よく使われるのは、
クローゼットや箪笥の中で、
自身が持っている洋服や着物の中で、
一番良い服や、一番高かった服。
一番好きな服や、一番気に入っている服。
思い出の有る、思い入れのある服。
着るだけで、気持ちが上がる服。
「ここぞ」と言うときに着て行きたい、勝負服。
大切な人にプレゼントされた、大切な服。
大切な人が着ていた、忘れられない服など。
自分にとっての「一番」として、
いっちょうらと言われることが多いかもしれません。
それとも、若い方には聞きなれない言葉に
なってしまったでしょうか…。
また、京ことばとも言われますので、
この言葉を使う地方にもよるかもしれません。
「いっちょうら」を使わないにしましても、
「とっておきの服」や、普段は着ないけれど、
「晴れ着」を持っている方も多いかと存じます。
また一番高かった服としまして、
クローゼットの中を見渡しますと、
ロシアンセーブルやチンチラ、
ミンクやリンクス、フォックスなどの、
毛皮のコートやショールが、
候補に挙がってくるかもしれません。
まさに毛皮製品は、普段使いに着るよりも、
ちょっとしたお出かけの際に、
ここぞと言うときに、勝負服として、
とっておきの際に、毛皮を着る方が、
大切に仕舞っていらっしゃるかもしれません。
普段に着ないけれど、特別な時に着るので、
スペースは嵩張るけれど、いつもそこに在って、
日常では気には留めないものでもございます。
ここ数年、ここ数十年、毛皮を「とっておきの服」として、
ご使用されましたでしょうか。
「毛皮の出番」は、年々減っておりませんでしょうか。
もう何年も袖を通していない、虫干しを行っていない、
ハンガーから外すことさえしていない毛皮製品に
なっておりませんでしょうか。
それは、お客様の趣味嗜好が変わられただけではなく、
時代の流れは早いもので、あれだけバブル期に流行した毛皮類も、
今では殆どの日本人が、毛皮を着なくなってしまいました。
クローゼットや洋服ダンスに、毛皮製品を眠らせていらっしゃるのは、
きっとお客様だけではございません。
この先に着ない毛皮製品について考え直され、
どなたかにお譲りになられるか、
手堅く賢く、毛皮の買取専門店に毛皮製品を売られるか、
眠っている毛皮に気が付いたお客様から順番に、
毛皮の新しい使い方、在り方を見直されていらっしゃるかもしれません。
毛皮買取市場は、買取りの専門店でございますので、
お客様から現金にてお買取りをさせて頂きました、
貴重で高価な毛皮製品を、しっかりと次に必要とされる方へと、
大切に橋渡しをさせて頂いておりますので、ご安心くださいませ。
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貴重なお時間を拝借し、誠に有難うございました。 |