手軽に楽しめて、お手入れが簡単な、
アクリル製などのフェイクファーは、
ファッションアイテムに取り入れやすいと、
総フェイクファーではなくとも、
袖やフードなどに、一部使いで使用した、
フェイクファーのコートなどの上着を、
着ていらっしゃる方も多いですが、季節にもよりますが、
リアルファー(天然毛皮)を召されている方が、
めっきり少なくなってしまった、日本でございます。
また、暖冬傾向にある日本では、
寒い地方でも、毛皮が必要、毛皮が必須と、
防寒アイテムとしての需要が減ったことも、
毛皮が着られない要因の一つで有るかもしれません。
沖縄のお客様よりも、北海道のお客様の方が、
より毛皮を必要とされそうですが、
地方に関係なく、毛皮を着ることが無く、
毛皮製品を手放される事もあるかと思います。
バブル期には、あんなにも流行しておりました毛皮製品が、
今では動物の毛皮が懸念される時代となったことには、
大変驚きでございます。
バブル=毛皮や大きな宝石を身に着けることが、
ステータスとも言えるほど、より豪華でゴージャスな物が
求められておりましたのに、
こんなにも毛皮を着ない時代が来ることなど、
あの頃に少しでも思われたでしょうか。
高い高級毛皮製品ですので、より長く、より回数を多く、
何度も何年も、元を取るまで着たい。
たくさん着るならば、少々高くとも元は取れるかもしれない。
そう思われた方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、毛皮製品を「元を取るまで着る」という事は、
ボロボロで着れなくなるまで着て、最終的には捨ててしまうほど、
毎年冬の度に、頻繁に毛皮を着用し、何年も何年もそのサイクルを繰り返して、
ボロボロになるまで着た程、実際は毛皮の需要がございましたでしょうか。
お客様のお持ちの毛皮製品は、
まだまだ着ることが出来る、
状態の良い毛皮ではございませんか?
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