あまり着ていない毛皮のコートやショールなのに、
なんだか毛の表面に埃が付いてしまっている。
触らないようにしているのに、表面がベトベトする。
クローゼットの匂い、芳香剤の匂い、香水の匂いが、
いつの間にか毛皮製品に移ってしまっている。
長い間、着ずにクリーニングの袋に
入れたままにしたら、なんだかカビ臭い。
クローゼットの洋服が多すぎて、
毛皮のコートを取り出してみると、
毛がペッタンコになってしまっていた。
このような毛皮トラブル、
お客様の毛皮には起こっておりませんでしょうか。
トラブルが無いことが一番良いことなのですが、
保管方法、取り扱いが難しいことも、
高い毛皮の特徴でございます。
毛皮製品は毛が密集しているため、
毛皮の毛と毛の間に埃などの汚れが付着しやすく、
匂いも付きやすい素材でございます。
モップを想像して頂くと分かりやすいのですが、
フワッと揺れますと、摩擦で埃を寄せ付け、
細い毛の間に、ゴミやホコリが付いてしまいます。
また、ナイロン製の人工毛皮(フェイクファー)とは違い、
天然毛皮は虫食いによる被害が有ります。
逆手にとって、毛皮を虫干しする際には、
叩くといたみますので、ファサファサと
毛皮を軽く振るようにして、埃を落としてあげますと、
埃も取れやすいのですが、毛が密集している為、
全ては落としきることは難しく、
軽くブラッシングをして、様子を見ることも
毛皮ケアの方法のひとつでございます。
また、毛皮から出る動物の油で、
毛皮自体がベトベトになってしまったり、
空気中の浮遊物の付着により、表面がベトッとする
手触りになってしまう場合もございます。
本来は軽いタッチ、指の間をスルスルとすり抜けるような、
繊細な毛並みが魅力の高級毛皮でございますので、
気が付かない間に、使用していない間に、
高価な毛皮がダメージを受けることに、
ご注意を頂けますと誠に幸いでございます。
毛皮のお手入れ方法
せっかく高いお値段でご購入された高級毛皮製品でございますので、
売るときも、少しでもより高くお売り頂くために。
綺麗に着用して、より高く売るために、賢いお手入れ方法を
少しご紹介させていただきます。
毛皮の使用方法と、毛皮のお手入れは、とても大切でございます。
毛皮製品を汚さない為の、ちょっとした注意と、
強い湿気や乾燥、汚れは毛皮の品質や風合いを
損なう原因となりますので、十分にご注意くださいませ。
外出から戻りましたら、逆さにして振るか、
軽く叩いて毛皮に付着したホコリを落とします。
針金ハンガーは一点に重みが集中してしまいますので、
厚みのあるハンガーに吊るして陰干しを行い、
十分に湿気を取ってからクローゼットに仕舞います。
雨や雪で濡れてしまったら、
振るか、乾いたタオルで軽く叩くなどをして水気を取り、
風通しの良い所で自然乾燥させます。
ドライヤーで熱を加えたり、ストーブでの乾燥は、
毛皮を傷める原因となりますので、お控え下さいませ。
毛癖が付いてしまいましたら、
軽く霧を吹いて自然乾燥させ、完全に乾いたら
そっと振ると良いそうです。
ブラッシングをする際は、ナイロン製のブラシを避けて、
毛の向きに沿って、ソフトになでるようにしてブラッシングを行います。
汚れが目立つ衿・袖のお手入れは、
簡単な汚れでしたら、濡れたタオルをきつく絞って
軽く叩きだす要領で素早く拭きます。
汚れが付いてから時間が経たないうちに、
着用後、そのつど汚れの有無の確認をお勧め致します。
毛抜けしないためには、
ホコリをつけたまま長時間放置したり、
香水を直接振りかけたりすると、
毛抜けや変色の原因となりますので、お避け下さいませ。
新しい毛皮で毛が抜けてしまうのは、
加工段階で出た無駄毛が完全に取り除かれていない事が多く、
このムダ毛が取れてしまえば、あとは殆ど抜けませんが、
使用状況や、保管状態など、経年経過で毛が抜けることは、
毛皮の劣化が原因と推測されます。
ゴソゴソと毛が抜け落ちてしまう毛皮は、
お買取不能な場合もございますので、
ご面倒ですがデリケートな素材である毛皮製品のお手入れには、
「ひと手間」を惜しまれず、高く買った毛皮は、
売るときも高くお売り頂ければ幸いでございます。
白や淡い色の毛皮製品のお取り扱い
リンクス、ホワイトミンク、ホワイトフォックス、
サファイヤミンク、シルバーフォックスなどの
淡い色の毛皮類や、白い部分のある毛皮製品は、
何年か経過しますと汚れが目立ったり、
変色や色焼けを起すことがあります。
毛皮の性質上、やむを得ないことではございますが、
それを防ぐためには、
使用後は、よく汚れをふき取ること、
丁寧にブラッシングをすること、
保管の際に、光線に当らないように注意をすること、
早めに、毛皮専門のクリーニングに出すことなどをお勧めいたします。
毛皮の保管方法としまして、
コートやジャケットは、専用のカバーか木綿の布袋で覆い
他の衣服と重なり合わないように、十分にスペースを取って
クローゼット・洋服ダンスにしまいます。
洋服でギュウギュウに押しつぶしてしまうと、
毛が倒れてしまったり、毛皮の毛癖の原因となっってしまいます。
また、毛皮は生き物ですので、ビニール製の袋に入れることは、
毛皮に呼吸をできなくさせ、湿気と虫食いの原因となりますので、
ビニールカバーを掛けての禁物でございます。
湿気の無い、直射日光の当たらない部屋での保管が最適でございます。
蛍光灯の光も変色や焼けの原因となってしまいますので、御注意くださいませ。
毛皮製品のご売却先は、毛皮買取専門店の
毛皮買取市場にご用命くださいませ。
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お客様の大切な高級毛皮製品を、正しく評価させて頂き、
今季最新の毛皮買取相場にて、高く買い取らせて頂きます。
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