冬こそ気になる乾燥。
いつの間にか、手や顔など、肌がカサカサに。
荒れるのが嫌だからと、水仕事を避けては通れず、
冬は乾燥との戦いでございますね。
日常で起こる静電気や、洋服を脱ぎ着するときの静電気で、
髪の毛にダメージを受けてしまったり、
空気の乾きで、髪の毛もパサパサ感が目立ちがちでございます。
動物の毛皮は、人の髪の毛と同じで、
乾燥や静電気などに弱い性質です。
毛皮の保管には、湿った環境も良くないですが、
乾燥し過ぎていると、毛皮の艶やかな特性が失われがちでございます。
適度に、毛皮の状態を見てあげることが、長く綺麗に保つ秘訣になって参ります。
残念ながらお手入れを怠ってしまうと、
毛皮から油が出てベトベトしてしまったり、
ふわっとしていた毛並がペッタンコになったり、
毛癖がついて、ピンピン跳ねてしまったり、
毛が硬化して固くなったりと、
買った時には無かったダメージが表れてしまいます。
ご購入時は高かった毛皮製品でございますので、
是非とも売るときにも高く買い取らせて頂けますよう、
お忙しい毎日だと存じますが、少しばかり、季節の変わり目などには、
毛皮の様子をチラチラと見てあげることをお勧めいたします。
高いお値段でご購入された高級毛皮製品を、
売るときも高くお売り頂くために。
綺麗に着用して、より高く売るために、賢いお手入れ方法を
少しご紹介させていただきます。
毛皮のお手入れは、とても大切でございます。
強い湿気や乾燥、汚れは毛皮の品質や風合いを
損なう原因となりますので、十分にご注意くださいませ。
◆外出から戻りましたら、逆さにして振るか、
軽く叩いて毛皮に付着したホコリを落とします。
針金ハンガーは一点に重みが集中してしまいますので、
厚みのあるハンガーに吊るして陰干しを行い、
十分に湿気を取ってからクローゼットに仕舞います。
◆雨や雪で濡れてしまったら、
振るか、乾いたタオルで軽く叩くなどをして水気を取り、
風通しの良い所で自然乾燥させます。
ドライヤーで熱を加えたり、ストーブでの乾燥は、
毛皮を傷める原因となりますので、お控え下さいませ。
◆毛癖が付いてしまいましたら、
軽く霧を吹いて自然乾燥させ、完全に乾いたら
そっと振ると良いそうです。
ブラッシングをする際は、ナイロン製のブラシを避けて、
毛の向きに沿って、ソフトになでるようにしてブラッシングを行います。
◆汚れが目立つ衿・袖のお手入れは、
簡単な汚れでしたら、濡れたタオルをきつく絞って
軽く叩きだす要領で素早く拭きます。
汚れが付いてから時間が経たないうちに、
着用後、そのつど汚れの有無の確認をお勧め致します。
◆毛抜けしないためには、
ホコリをつけたまま長時間放置したり、
香水を直接振りかけたりすると、
毛抜けや変色の原因となりますので、お避け下さいませ。
◆新しい毛皮で毛が抜けてしまうのは、
加工段階で出た無駄毛が完全に取り除かれていない事が多く、
このムダ毛が取れてしまえば、あとは殆ど抜けませんが、
使用状況や、保管状態など、経年経過で毛が抜けることは、
毛皮の劣化が原因と推測されます。
ゴソゴソと毛が抜け落ちてしまう毛皮は、
お買取不能な場合もございますので、
ご面倒ですがデリケートな素材である毛皮製品のお手入れには、
「ひと手間」を惜しまれず、高く買った毛皮は、
売るときも高くお売り頂ければ幸いでございます。
◆白や淡い色の毛皮製品のお取り扱い
リンクス、ホワイトミンク、ホワイトフォックス、
サファイヤミンク、シルバーフォックスなどの
淡い色の毛皮類や、白い部分のある毛皮製品は、
何年か経過しますと汚れが目立ったり、
変色や色焼けを起すことがあります。
毛皮の性質上、やむを得ないことではございますが、
それを防ぐためには、
使用後は、よく汚れをふき取ること、
丁寧にブラッシングをすること、
保管の際に、光線に当らないように注意をすること、
早めに、毛皮専門のクリーニングに出すことなどをお勧めいたします。
◆毛皮の保管方法としまして、
コートやジャケットは、専用のカバーか木綿の布袋で覆い
他の衣服と重なり合わないように、十分にスペースを取って
クローゼット・洋服ダンスにしまいます。
洋服でギュウギュウに押しつぶしてしまうと、
毛が倒れてしまったり、毛皮の毛癖の原因となっってしまいます。
また、毛皮は生き物ですので、ビニール製の袋に入れることは、
毛皮に呼吸をできなくさせ、湿気と虫食いの原因となりますので、
ビニールカバーを掛けての禁物でございます。
湿気の無い、直射日光の当たらない部屋での保管が最適でございます。
蛍光灯の光も変色や焼けの原因となってしまいますので、御注意くださいませ。
◆防虫剤は、薄い布や、薄い紙に包んで、
常に同一の種類のものを使用することをお勧めいたします。
色々な種類を混ぜて使用すると、防虫効果が期待され難いからです。
また、香りの強い防虫剤は、毛皮にニオイが移ってしまうことが有ります。
毛皮は人の髪の毛と同じで、ニオイを吸着しやすい性質が有ります。
◆毛皮を着るシーズンが終わりましたら、
転機の良い日をお選びになり、十分に埃を叩き出します。
風通しの良い所で、数時間陰干しを行い、
湿気を十分に取ります。
特に梅雨時期から夏場を、毛皮を汚れたまま越してしまいますと、
黄ばみや抜け毛の原因となってしまう可能性がございます。
◆クリーニングに出すときは、毛皮のシミやほつれ、
抜け毛などのダメージが無いかのチェックをよく行い、
必ず「毛皮専門のクリーニング店」にご依頼くださいませ。
毛皮の扱いは、大変デリケートでございますので、
プロの毛皮専門クリーニング店にお任せされることが、お勧めでございます。
ご不要な着なくなった毛皮をお売りに出される際は、
是非とも毛皮買取専門店の毛皮買取市場にお任せくださいませ。
買取実績の非常に高い、信頼の毛皮買取店でございます。
ご相談やご質問はお気軽に、お電話やメールでお問合せくださいませ。
お客様からのお問い合わせを、心からお待ちいたしております。有難うございました。 |