お天気が優れない日が続いておりましたが、

ようやく、天気の良い日が多くなって参りました。

雨で湿度が高く、お部屋中にモワッとした空気が漂っておりましたが、

「窓を全開にして、風通しが行えること。洗濯物がカラッと乾くこと。」

お天気で有ることが、どれほど有り難いことであるか、痛感いたします。

(部屋干しのバスタオルは…どうしても辛いものです…。)

お天気が良いので、クローゼットの洋服も

外に出して干したいところですが、

その際、毛皮は日に当てないで、陰干しをお勧めいたします。

色が焼けてしまうのは、お洋服と共通ですが、

毛皮は熱に弱い性質ですので、直射日光が苦手なのでございます。

人間の髪の毛も、紫外線に当たると

ダメージを受けやすいことと同じように、

毛皮も紫外線から守ってあげることが、

より長く、より綺麗に管理していただける方法でございます。

また、毛皮は水分を嫌いますので、

毛皮の陰干しを行って頂く際は、長時間にわたって

干し続けるのではなく、湿気を吸わないように、

時間を見計らって、取り込んでいただくことをお勧めいたします。

ハンガーに吊るして陰干しされる際には、

針金ハンガーなどの細いハンガーですと、

一点に掛る重さが大きくなってしまう為、

肩幅の広い毛皮用ハンガーや、スーツの背広用の

肩幅の広いタイプのハンガーがお勧めです。

クローゼットや洋服ダンスで保管される際にも、

肩幅の広いハンガーをご使用頂く方が、

型崩れを防ぎやすくなります。

そして保管される際は、

外のお洋服で毛皮を潰してしまわないように、

出来るだけ服が重ならないように、スペースにゆとりを持ち、

保管下さいませ。

毛に癖がついて、毛倒れしてしまったり、

擦れて毛が抜けてしまったり、

通気が悪くなるので、油回りの原因となってしまう

可能性もござます。

ご購入された時は、大変高かったお品だと思われます。

いつまでも美しく、いつまでも上質な手触りを保つために、

保管方法が面倒ではございますが、

定期的なメンテナンスで、少しでも長くベストな状態を保つために、

お手入れをして頂ければ、幸いでございます。

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